LINE運用でサイトPV増加とユーザー理解を実現

写真左から:【株式会社Revision】青木、写真右から:【株式会社朝日学生新聞社】遠藤様、川口様

株式会社朝日学生新聞社

朝日学生新聞社が運営する中学受験情報サイト「朝日みつかるナビ」は、受験を控える小学生の保護者に向けた情報提供メディアです。
協賛校を募るビジネスモデルを成立させるためには、サイトの認知拡大とPV増加が重要な課題となっていました。
そこで同社は、ユーザーとの接点を強化し、継続的なコミュニケーションを実現する手段としてLINEの活用を検討していました。しかし、社内に運用ノウハウやリソースがない状況で、LINEをどのように活用していくべきかが課題となっていました。

本記事では、LINE運用の導入背景から運用後の変化、得られた成果、今後の展望までをインタビュー形式で紹介します。

目的
  • 受験情報サイト「朝日みつかるナビ」の認知拡大
  • サイトPVの増加
  • 読者との接点強化とユーザー属性データの取得
課題
  • LINEは導入済みだったが運用が進んでいなかった
  • 社内にLINE運用のノウハウや担当リソースがなかった
  • サイトユーザーの属性やニーズを把握する仕組みが不足していた
効果
  • LINE友だち数が順調に増加
  • 配信ごとにサイトへのアクセスが増加
  • 開封率・タップ率などのデータからユーザーニーズを可視化
  • コンテンツをLINE向けに再設計するノウハウを獲得

PV課題を突破するため、LINEという“接点”に着目

Q. LINEを導入した背景やきっかけを教えてください。

遠藤様
「朝日みつかるナビ」という受験情報サイトはすでに立ち上げていたのですが、サイトのPVをどう伸ばしていくかという課題がありました。協賛からご支援をいただくモデルなので、ユーザーの流入を増やすことが重要でした。

その中で、よりユーザーに近いコミュニケーションツールとしてLINEを活用できないかと考えました。LINEでユーザーを囲い込みながらサイトに誘導し、PV増加につなげたいという思いがありました。ただ、実際には社内にノウハウやリソースがなく、どう運用していくのかが決まらない状況でした。

そこで朝日エージェンシーさんを通じて、Revisionさんにご相談したという流れになります。

「何を配信すればいいか分からない」からのスタート

Q. LINE導入時にはどのような課題がありましたか?

遠藤様
最大の課題は、運用方法が分からないことでした。LINEのアカウント自体は用意できても、誰がどのように運用していくのか、どんな配信をすればいいのかといった具体的な部分が整理できていませんでした。

また、サイトを見ているユーザーがどのような属性なのか、どんな学校情報を求めているのかといったデータも十分に取れていませんでした。そうしたユーザー理解を深めるツールとしてもLINEは有効ではないかと考えていました。

信頼できるパートナーと進められる安心感が決め手

Q. Revisionに依頼した決め手は何だったのでしょうか?

遠藤様
大きかったのは、朝日エージェンシーさんからの紹介です。日頃からRevisionさんとやり取りされていて、考え方や仕事の進め方も共有されているという安心感がありました。

実際にプロジェクトが始まってからも、朝日エージェンシーさん・Revisionさん・弊社の三者の関係性がとてもバランスよく機能していると感じました。弊社の媒体特性を理解している方が間に入ってくださっていたこともあり、安心して進めることができました。

数字とクリエイティブ、両軸で理解が深まった

Q. 実際に運用を開始してみて、どのような点に価値を感じましたか?

遠藤様
まず、運用の進め方を一から教えていただけたことが大きかったです。開封率やタップ率がどの程度なら良いのか、数字をどう読み解くのかといった基本的な部分も含めて、データの見方を教えていただきながら進めることができました。

自分たちの施策が間違っていないのかを確認しながら運用できたことは、とてもありがたかったです。

もう一つ印象的だったのは、LINEに最適化されたクリエイティブです。新聞やWebとは違うLINEならではの表現や見せ方があり、同じコンテンツでもLINE向けにまとめ直すことで伝わり方が大きく変わるということを実感しました。

「配信すれば動く」状態に。PV増加とデータ可視化を実現

Q. LINE運用によって得られた具体的な成果はありますか?

遠藤様
分かりやすいところでは、配信を行うとサイトへのアクセスが増えるという成果があります。LINEの友だちも順調に増えてきています。

また、開封率やタップ率といった数字が見えることで、「本当に読者に届いているのか」ということがデータで確認できるようになりました。新聞の場合は、読者に届いているかどうかを数値で測るのが難しいのですが、LINEではそれが明確に分かります。

そのデータを見ながらトライアンドエラーを回せることは、今後のサイト運営にとっても非常に重要な指標になっています。

ユーザーデータが、他媒体の企画にも活きる資産に

Q. LINE運用で得た知見は、他の事業にも活かせそうですか?

遠藤様
そうですね。LINEで得たユーザーのニーズや行動特性のデータは本サービスだけでなく、他の媒体にも活かせると思っています。

私たちは朝日小学生新聞という媒体を中心に、小学生とその保護者に向けたさまざまな情報を発信しています。中学受験というテーマで得られた知見は、他の媒体や企画にも応用できる可能性があります。

また、今後はLINEでつながったユーザーを活用したイベントやコミュニティづくりにも発展できるのではないかと考えています。

LINEを“配信ツール”から“コミュニティ基盤”へ

Q. 今後、LINEをどのように活用していきたいと考えていますか?

遠藤様
今後は、LINEを単なる配信ツールではなく、コミュニティのハブとして活用していきたいと思っています。

たとえば受験を控える保護者同士の情報交換の場や、イベントの開催などです。私たちは全国に読者を持つ媒体なので、そのネットワークをLINEで繋げていくことで、より価値のあるコミュニティが作れるのではないかと考えています。

LINEを通じて得られたデータや知見を社内でも共有し、さまざまな媒体や施策に還元していきたいです。

担当ディレクターからのコメント
青木 拳斗
今回のプロジェクトでは、「朝日みつかるナビ」のサイトアクセス数向上を最重要KPIとして設計を行いました。

本サイトは協賛校の支援によって成り立つビジネスモデルであるため、ユーザー流入の増加がそのまま協賛価値の向上、さらには新たな協賛校の獲得につながる構造になっています。そのため、単なる情報発信ではなく、継続的にユーザーを集める仕組みづくりが求められていました。

LINE導入自体は決まっていたものの、社内に運用ノウハウやリソースがなく、具体的な活用方法が定まらないまま施策が停滞している状態でした。

そこで本プロジェクトでは、LINEを「ユーザーとの接点を増やすための起点」と位置づけ、サイト流入を最大化するための導線設計から支援を行いました。

戦略として重視したのは、「いかに友だち登録を増やすか」という点です。

サイトアクセスを伸ばすためには、まず継続的に情報を届けられる母集団を形成する必要があります。そのため、Webサイトや紙媒体、広告など複数のタッチポイントごとに最適なLINE訴求を設計し、それぞれの接触機会から確実に友だち追加へつなげる導線を構築しました。

また、登録後の運用においては、単なる配信にとどまらず、ユーザーの興味関心を踏まえたコンテンツ設計とサイトへの自然な誘導を意識しています。これにより、LINEを起点としたトラフィック創出とデータに基づく改善サイクルの構築を実現しました。

結果として、LINEを活用した安定的な集客基盤が整い、サイトアクセス数の向上に寄与しています。

本取り組みは、媒体価値を高めながら事業成長につなげる、持続的なマーケティング施策の土台になったと考えています。
クライアント情報
株式会社朝日学生新聞社
業種
出版・メディア
事業内容
小学生対象の日刊新聞、中学生・高校生対象の週刊新聞の発行
制作物