検索流入が前年比110%!プロフェッショナルな外部連携が生んだ、成果を出すWeb施策
株式会社デコルテ
全国に20店舗以上のフォトスタジオを展開し、ウェディングフォト、マタニティフォト、七五三など、人生の節目を“かたち”として残す撮影サービスを提供している株式会社デコルテ様。
特別な瞬間にとどまらず、日常の中にも写真を撮る文化を根づかせることを目指し、誰もが思い出をもっと自然に、もっと豊かに残せる社会の実現に取り組んでいます。
ウェディング事業においては、「撮る結婚式という幸せを。」をブランドコンセプトに、お客様一人ひとりの想いに寄り添いながら、かけがえのない“今”を一生の価値へと昇華する――そんな心に残る撮影体験を届けています。
今回は、サービスサイトの構築にあたり、RevisionのWebディレクターが株式会社デコルテ様に常駐し、ブランド価値を社内外に発信するための伴走型支援を行いました。プロジェクトの立ち上がりから制作のプロセス、そしてRevisionによる伴走型の支援を通じて感じられた変化や成果について、取締役 企画・マーケティング本部本部長の岩切様と、事業企画戦略をご担当の佐藤様に詳しくお話を伺いました。
- 専門外であるWeb領域の戦略的改善を進めるため、必要なときに必要な専門人材の力を借りられる体制を整える
- SEOやCVR改善といった中長期的なWebマーケティングの成果を目指す
- 社内の業務負担を軽減し、より重要な施策や新たな挑戦にリソースを割けるようにする
- 自社にWeb施策に対応できる人材はいるが、LP制作やキャンペーンの運用で手が回っておらず、施策推進にリソースが不足していた
- 表現の正しさやユーザーに届く情報設計の判断・構築が難しい
- SEO改善により、オーガニック流入が増加し、検索流入全体の底上げに成功
- ユーザー導線の見直しによってCVRが大幅に向上、特に予約フォーム改修が高い効果を発揮
- 外部に業務を任せられることで、社内メンバーが新たな施策や業務に時間を使えるようになった
専門人材を社内に抱えるのではなく、柔軟に「必要な力を借りられる体制」へ
Q. Web施策を進める上で、外部パートナーとの連携を強化された背景を教えてください。
岩切様
当社は撮影やヘアメイクといった領域に強みがある一方で、Webやマーケティングの分野に関しては専門外の領域になります。人材がまったくいないわけではありませんが、普段の保守や定常的な運用で手いっぱいで、新しい施策や戦略的な改善に取り組む余力まではなかなか確保できていませんでした。
そのため、「必要なときに必要な外部の力を借りられる体制」があることは非常にありがたいと感じています。Revisionさんには、ディレクターが必要な時には古川さん、SEO課題が出てきた際や数値分析が必要な時には適任の方に関わっていただくというように、その都度必要なスキルを持つ方がプロジェクトに加わってくださっています。
また、一人の担当者に依存するのではなく、会社全体としてサポートしていただけるので、その点でも安心してお任せできています。私たちのリソース状況に応じて、過不足なく最適なタイミングで必要な支援を受けられるという点が非常に助かっています。
信頼の決め手は「人」。率直で丁寧な提案が視野を広げてくれた
Q. Revisionへ依頼を決めた理由を教えてください。
岩切様
正直なところ、最初はどこまで支援していただけるのか、あまりイメージが湧いていませんでした。私たちはフォトスタジオの会社なので、その領域に関しては自信がありますが、Web領域となるとやはり専門外。だからこそ「誰と仕事をするのか」が非常に重要でした。
実際にやり取りをする中で、古川さんをはじめとしたRevisionの皆さんが、当社のことを丁寧に理解しようとしてくださって、「何ができるか」「どう進めていくか」といった部分を率直にお話しいただけたことが、信頼につながりました。
たとえ最終的に実現が難しいことであっても、まずは「一度ご提案させてください」と前向きに考えてくださるスタンスがとてもありがたくて。その積み重ねが、私たち自身の視野を広げてくれたと感じています。
予約導線の改善でCVRが向上。SEOも中長期的に成果を実感
Q. 実際に取り組んでみて、具体的な効果を感じた点はありますか?
岩切様
まずSEOの観点では、オーガニック流入が着実に増加しました。自然検索流入は、前年同期と比べて約470件増加。特にGoogle検索からの流入は10%以上伸びており、継続的な改善の成果が数字にも表れています。これまで取りきれていなかったキーワードでの流入が増えたり、既存の検索流入がさらに伸びたりと、全体的にしっかりと成果が出ていると感じています。
SEOの観点では、オーガニック流入が明確に増加しました。2025年1月〜7月の自然検索流入は前年同期と比べて+470件、成長率は+10.3%を記録。とくにGoogle検索からの流入は12.2%増加しており、SEOを軸とした継続的な改善の成果が数値として現れています。これまで取りきれていなかったキーワードでの流入が増えたり、既存の検索流入もさらに伸びたりと、全体としてしっかり成果が出ています。
以前はどうしても大きなキーワードの順位変動に注目していましたが、現在は関連性の高いキーワードを広くカバーして、サイト全体の方針を整えたうえで改善を進めていただいています。その結果、短期的ではなく中長期的に成果を出す動きになっていると感じています。
また、予約フォームの改修など、ユーザー導線の見直しをしていただいたことも大きい改善だったと感じています。
さらに、副次的な効果ですが、Revisionの専門担当者の方に業務をお任せできることによって、私は他の業務や新たな取り組みに時間を使えるようになりました。当社のビジネスはどうしても“刈り取り型”のため、目の前の数字に追われがちなのですが、そうした安定した基盤ができたおかげで、新しい取り組みにも挑戦できる環境が整いつつあります。
Webの専門家だからこそ頼れる。「伝えるべきこと」を形にしてくれる存在
Q. 部署横断での調整などもある中、サイト運営に関して感じていることを教えてください。
佐藤様
私たちはあくまで写真やヘアメイクのプロであって、Web制作の専門家ではありません。だからこそ、サイトの見た目がどれだけ整っていたとしても、「その内容が本当にお客様に伝わっているのかどうか」という点については、正直なところ自信が持てない部分もあります。
一方で、会社やお客様については、私たち自身が誰よりも理解しているという自負があります。そうした「思い」をきちんと汲み取り、ユーザーにとって伝わる形に落とし込んでくれるディレクターがいないと、私たち自身でサイト設計の全てを考えなければならず、それは非常に難しいです。その点、Revisionの皆さんには、私たちの思いや意図を汲み取りながら、適切にまとめていただき、本当に助かっています。
終盤はSlackなどのツールすら必要なく、電話一本で意思疎通できるほどの関係性を築けていたのも非常にありがたかったです。対人業務が多い私たちにとって、即時対応していただけるのは本当に心強かったですね。

とくに印象的だったのは、チームの皆さまと一緒に「ユーザーにとって本当に伝わる情報とは何か」「ブランドらしさをどう表現すべきか」を丁寧に探っていった過程です。
構成案やワイヤーフレームの段階から活発に意見を交わしながら、私たちは常に“共に答えを見つけにいく”スタンスを大切にしつつ、専門家として必要な視点や改善提案をしっかりとお伝えすることを意識して取り組みました。
その積み重ねが、結果としてSEOやCVRといった数値面での成果にもつながったと感じています。
また、私たちが強みとする「必要なときに必要なスキルを持つメンバーが柔軟に関わる」という体制が実際のプロジェクトで効果を発揮できたことは、今後のプロジェクトにも活かしていきたい成功事例となりました。
デコルテ様の「感性」と、私たちの「専門家としての視点を提供する姿勢」が交差することで、新しい価値を生み出すお手伝いができたことを、チーム一同とても光栄に思っております。今後も、常に未来を見据えながら、皆さまの挑戦に寄り添い続けられるパートナーでありたいと考えています
- 業種
-
ウェディング
- 事業内容
- ウェディングフォトスタジオの運営、アニバーサリーフォトスタジオの運営
- 制作物



