老舗酒蔵の魅力を、Instagramで次世代へ届ける

写真左から:【株式会社島崎酒造】 蔵元事業グループ 店長 土橋様、【株式会社島崎酒造】社長 島﨑様、【株式会社Revision】ディレクター 大石

株式会社島崎酒造

栃木県那須烏山市に蔵を構える株式会社島崎酒造様は、嘉永2年(1849年)創業の老舗蔵元です。
代表銘柄「東力士(あずまりきし)」をはじめ、自然の洞窟を活かした低温貯蔵・長期熟成による日本酒造りでも知られています。

長い歴史と確かな酒造りの技術を持つ一方で、SNSを活用した情報発信については、社内だけで継続的に運用していく難しさを感じていました。

そこで、ホームページ制作やブランディングでも関わりのあったRevisionへInstagram運用を依頼。
1年間の運用を通して、フォロワーの着実な増加やイベント集客への効果だけでなく、今後のブランド発信を社内で見直すきっかけにもつながりました。

今回は、SNS運用を始めた背景やRevisionに依頼した理由、実際に感じた効果、今後Instagramに期待することについてお話を伺いました。

目的
  • Instagramを活用し、島崎酒造様の酒造りのこだわりや蔵元としての魅力をより多くの人に届ける
  • 既存顧客だけでなく、若い世代や日本酒にまだ深く触れていない層との接点をつくる
課題
  • 社内でInstagramを運用していたが、手探り状態で継続が難しかった
  • 投稿の目的や方向性が明確に定まっていなかった
  • 酒造業界としてSNS活用に慣れておらず、社内だけでは進めづらかった
  • 商品紹介だけでなく、酒造りの背景やブランド価値をどう伝えるかが課題だった
効果
  • Instagram運用を通じて、フォロワーが継続的に増加
  • 投稿への反応が安定し、興味関心の高いフォロワーが増加
  • 酒蔵イベントの反応が良く、実際の来場者数増加にも貢献
  • SNS運用をきっかけに、社内でブランディングや発信方針を見直す機会が生まれた

社内だけでのSNS運用に限界を感じていた

Q. SNS運用を始めようと思ったきっかけを教えてください。

島﨑様
もともとInstagramのアカウントは作っていて、社内で投稿もしていました。ただ、私たちの業界自体がSNSなどの分野にあまり強くないところもあり、社内の年齢層も比較的高めだったので、なかなか思うようには進められませんでした。

自分たちで動画を作って投稿することもありましたが、やはり継続していくのが難しかったです。店頭や日々の業務もある中で、SNSまでしっかり管理していくのは簡単ではありませんでした。

そのような中で、Revisionさんにはホームページ制作などでもお世話になっていましたし、「一度きちんとサポートしてもらった方がいいのではないか」という話になりました。

投稿の目的や方向性が定まっていなかった

Q. これまで自社で運用する中で、どのような課題を感じていましたか?

島﨑様
一番の課題は、「Instagramを何のために運用するのか」という目的が明確に定まっていなかったことです。

投稿は続けていたものの、会社として何を伝えたいのか、どの方向に発信していくべきかが整理しきれておらず、内容に一貫性を持たせづらい状況でした。

また、これまでは一部の担当者を中心に運用していたため、今後は社内全体で方向性を共有し、島崎酒造としてのブランドや酒造りの魅力を、より伝わる形で発信していきたいと考えるようになりました。

ホームページ制作から続く信頼関係が依頼の決め手に

Q. Revisionへの依頼を決めた理由を教えてください。

島﨑様
Revisionさんには、もともとホームページ制作でお世話になっていました。

その後もブランディングの話など、いろいろなところで関わりがありました。ホームページについては、今でも周囲の方から褒めていただくことがあります。制作してから時間は経っていますが、今でも評判が良いです。

また、オンラインショップの売上も増えていったので、Webまわりで良いものを作ってくれる会社だと感じていました。
うちのことをよく理解してくださっているので、SNSについてもRevisionさんにお願いするのが自然な流れでした。

単に投稿を作るだけではなく、会社のことや商品、これまでの背景を理解した上で相談できる安心感がありました。

興味関心の高いフォロワーが着実に増加

Q. 実際にInstagram運用を始めて、どのような効果がありましたか?

島﨑様
Instagramのフォロワーは、急激に増えたというよりも、じわじわと継続的に増えている印象です。

毎月20〜30名ほど増えていて、良い傾向だと感じています。何か一つのきっかけで一気に増えたわけではないので、本当に興味を持ってくださった方がフォローしてくれているのではないかと思います。
投稿に反応してくださる方も少しずつ増え、アカウントを通じたつながりも生まれてきました。

また、Instagramを含めた情報発信を強化してからは、ECサイトの売上もリニューアル前と比べて約7倍になりました。
SNSだけの効果とは言い切れませんが、投稿を通じて商品や酒蔵に興味を持っていただき、ECサイトを訪れる方が増えたことも、売上につながった要因の一つだと感じています。

フォロワー数だけでなく、商品の認知や購入にも少しずつ良い影響が広がっていることに、運用の成果を感じています。

イベント投稿の反応が良く、実際の集客にも貢献

Q. Instagram運用の中で、特に効果を感じた取り組みはありますか?

島﨑様
酒蔵の雰囲気や商品の魅力が視覚的に伝わるよう、リール動画を中心とした発信を強化しました。
加えて、商品の特徴をポジショニングマップで分かりやすく紹介する投稿や、フォロワー参加型のプレゼントキャンペーンも実施し、新規ユーザーとの接点づくりにも取り組みました。

その結果、月間閲覧数は2.6万人、ECサイトへのアクセス数も月40件ほどまで伸びています。

また、2026年4月に開催した「東力士 酒蔵まつり」では、2日間で1,560人にご来場いただきました。烏山線の利用者も510人となり、前年比で約50%増加しています。

イベントではお子さま向けの企画も用意していたため、普段から日本酒に関心のある方だけでなく、ご家族で楽しんでいただける機会にもなりました。

Instagramを通じてイベントの雰囲気や楽しみ方を発信したことで、これまで接点のなかった方にも酒蔵へ足を運んでいただくきっかけをつくれたと感じています。

相談のしやすさとスピード感が大きな魅力

Q. Instagram運用の中で、特に効果を感じた取り組みはありますか?

島﨑様
ホームページ制作から始まり、ブランディングのご相談なども含めて長く関わっていただいているので、うちのことをよく理解してくださっている点が大きいです。

こちらが相談した際も、背景を踏まえた上で話が進むので、展開がとてもスムーズだと感じています。相談へのレスポンスも早く、安心してお任せできます。

私たちだけでは、SNSならではの見せ方や若い世代への届け方など、分からない部分も多くあります。そうした点で力を借りながら進められるのは、とてもありがたいですね。

単にSNSの投稿を代行するだけではなく、会社のことを深く理解した上で、一緒に考えながら伴走してくれる存在だと感じています。

今後は“広告媒体”としてInstagramをさらに活用したい

Q. 今後Instagramに期待していることはありますか?

島﨑様
これまでは、まずInstagramを継続的に運用していくことに重点を置いていました。
今後はもう一歩踏み込み、会社の広告媒体として幅広く活用していきたいと考えています。

商品を直接販売するためだけではなく、会社のイメージやブランドの魅力を伝える場として、Instagramを活用していきたいですね。
お客様に島崎酒造を知っていただく入り口として、今後もInstagramをより効果的に活用していきたいと考えています。

商品紹介だけでなく、酒造りの深い魅力を伝えていきたい

Q. これからどのような発信をしていきたいですか?

島﨑様
今後は、物づくりへのこだわりをもっと丁寧に発信していきたいと考えています。

これまでは、商品やイベントの情報を広く届ける発信が中心でしたが、これからは酒造りの背景や想いなど、より深い部分も伝えていく必要があると感じています。

例えば、酒造りの工程や蔵元としてのこだわり、洞窟貯蔵の魅力など、島崎酒造ならではの価値をしっかりと発信していきたいです。

表面的な情報を広く届けるだけではなく、深く興味を持ってくださる方に響く発信ができれば、より多くのファンづくりにもつながるのではないかと思っています。

SNS運用が、会社の方向性を考えるきっかけになった

Q. 1年間の運用を通して、社内で変化したことはありますか?

島﨑様
Instagram運用に取り組んだことで、会社としてどのようにブランディングしていくべきかを改めて考えるきっかけになりました。
同じことを繰り返すのではなく、「これからどのような見せ方をしていくべきか」について、社内でも話し合う機会が増えています。

SNSは単なる情報発信の場ではありますが、その発信を考えることが、会社の方向性やブランドの見せ方を見つめ直すことにもつながると感じています。

そうした意味でも、Revisionさんと一緒に運用してきたこの1年間は、とても有意義な時間だったと思います。

担当ディレクターからのコメント
大石 真帆
今回のプロジェクトでは、Instagramを単なる情報発信の場ではなく、島崎酒造様のブランドイメージを継続的に伝え、新たなファンとの関係を育てるための接点として設計することを重視しました。

運用開始前は、発信したい情報は数多くある一方で、どの魅力を軸にアカウント全体を構成するかが明確になっていない状態でした。

そこで、島崎酒造様ならではの歴史や酒造りへのこだわり、洞窟酒蔵という独自性を整理し、「どのような印象を持ってもらいたいか」から逆算して、発信テーマやクリエイティブの方向性を設計しました。

特に意識したのは、日本酒に詳しい方だけではなく、まだ商品や酒蔵を知らない方にも興味を持っていただくきっかけをつくることです。

専門的な情報に偏りすぎず、商品の選び方や楽しみ方、酒蔵を訪れる魅力など、初めて接する方にも分かりやすい切り口を取り入れました。

また、投稿単体の反応だけではなく、プロフィール全体の統一感も重視し、デザインや言葉のトーンを整えることで、島崎酒造様らしい落ち着きとこだわりが伝わるアカウントへと改善できたと考えています。

今後もブランドの魅力を丁寧に発信しながら、継続的な認知拡大とファンづくりにつながる運用を目指してまいります。
クライアント情報
株式会社島崎酒造
業種
食品
事業内容
清酒、焼酎、リキュール酒の製造販売
制作物