Web集客・ネット集客にホームページは本当に必要なのか?

  1. WEBサイト制作

Web集客・ネット集客にホームページは本当に必要なのか?

結論から申し上げますと、
「ケース・バイ・ケース」です。

あ、欲しかった結論と違ったからって
閉じようとしないでくださいね。
無駄なWebサイトを作ってしまって
後悔したくないのでしたら一読お願いします。

イントロダクション

著者自身、Web制作会社で働いていますが
最近はWeb制作のご依頼をお断りすることが増えてきました。

インターネットを利用して集客するのに
わざわざホームページ(Webサイト)を
用意しなくて良い場合があるからです。

こんな記事を書いて、
うちのCEOに怒られるかもしれませんが
本当に大事なことなので記事にしています。

Web制作にはそれなりに費用がかかります。
本当に必要かどうか吟味する必要があります。

制作会社の言われるがまま、よく考えもせず
なんとなく必要な気がして作ってしまっては
高い経費でハリボテを作るようなものです。

私はただ、あなたに後悔してほしくないだけです。

ベッドタイムショッピング

さて、すでにお気づきと思いますが
お客さんの行動パターンは変わってきています。

衣食住をすべてネットで購入できますし、
オンラインで授業や面接ができるようになっています。

深夜に布団の中でスマホを眺めながら
美容院の予約を入れるようなことが
当たり前になってきています。

いつ・どこで・誰が・どのように
申し込みや問い合わせをしてくるか
読みづらくなっているのが現状です。

そのため、

あなたにホームページが必要かどうかは
「あなたがどのようなビジネスをやっているか?」
「どんな人をメインターゲットにしているか?」
によって変わってきます。

この記事ではめまぐるしく変化する現代で

本当にホームページ(Webサイト)が必要か?
インターネット上で集客するためには
どんなことをするのが有効なのか?

わかりやすく解説していきます。

よくある記事だとホームページ制作の会社が書いているので
結局ホームページが必要な方向に持っていき
集客につなげようという魂胆がまるみえになっています。

それではあまりにフェアではなく
無駄にホームページを作ってしまい
あなたの貴重な資金が失われてしまうことになります。

あなたのビジネスが成長につながるように
忠実に情報発信していきたいと思います。
最後までよろしくお付き合いください。

集客目的のホームページは必要?

facebook

5年ほど前でしたら満場一致で
「ホームページは絶対に必須!」
と言われていたと思います。

少々古い記事ではたいていそうなっています。

ただインターネットが年々発展していったことで
意見が分かれるようになってきました。

「絶対に必要だ!」と言う人もいれば
「別に今はいらないでしょ。」という人もいます。
答えが1つではなくなっています。

なぜならSNSや動画が普及しているからです。

インターネット上の情報収集の手段が
Googleで検索して探すだけではなく
InstagramやTwitter、Youtubeなどが登場したことで
取れる戦略も増えたことが大きな理由です。

また業種によっては
完成度の高いポータルサイトがあるので
わざわざ自分のサイトを持たなくても
充分に集客可能になっています。

こうしたSNSの台頭やWebサービスの普及により
ホームページは絶対必要!とは言えなくなりました。

・・・そもそも、ネットの普及以前から
スーパーマーケットやホームセンター
マクドナルドや吉野家などの大手チェーン店などは
ホームページを利用すること自体少ないです。

ホームページがなくてもうまくいっている例は多いですし
ホームページがないことをウリにしている例もあります。
「ネットには出回っていない、紹介制の飲食店」
こうした秘匿性を逆手に取る戦略もありますね。

ホームページはあくまで集客手段の1つと捉えるべきです。

採用目的のホームページは重要性が高まっている

採用目的

一方、集客とは話がズレますが
採用目的になると少々話が変わります。

先程の例を出すと
マクドナルドや吉野家のホームページを
わざわざ検索しに来る人というのは
アルバイトや正社員募集に興味のある人が多いでしょう。

美容室を利用したい人はホットペッパービューティーを利用しますが
就活生や転職希望者はリクルートグループを検索します。

このように仕事を探している人にとっては
ホームページの有無やクオリティは重要な判断基準
になっています。

近い未来、自分が働くかもしれない企業を検索したとして、
ホームページが古ぼけたままであったり
そもそも存在してなかったりした場合
求職者は不安に感じて応募するのをやめてしまいます。

「まともな企業であるか」を確認するための判断材料として
ホームページが利用されるようになってきています。

特に知名度があまりない中小企業・ベンチャー企業で
これから採用を検討している企業にとっては
採用目的のサイトは必須です。

ここまでのまとめ

集客目的のサイトの必要性は断言できない。
SNSが普及したことで集客の手段が増えたから。
ホームページは集客手段の1つ。

代わりに採用目的のホームページ需要は高い。
企業の信頼性を確保するためにもホームページは必須。

ホームページが無くても良い例

レストラン

冒頭申し上げましたように、
ホームページの必要性は「ケース・バイ・ケース」です。

そう言われてもあなたがどちらのケースに該当するか
判断しかねる方もいらっしゃるでしょうから
ここからは具体的な事例も交えて
ホームページの必要性について考えていきます。

ホームページの必要性が低い方は
・飲食店
・美容院
・エステサロン
・ヨガスタジオ
・ネットショップ など

共通点を挙げるなら単価が比較的安いこと
ホットペッパービューティーなどの
大手ポータルサイトがあること
同業者が多いことが考えられます。

わざわざサイトを制作して
人気店や大手チェーン店をかきわけて
検索順位を上げて集客を図ろうとするのは至難の業です。

検索順位を上げたとしても
利用するユーザーの方は食べログやSNSを見ます。

このように同業者が多く客単価が低い分野では
参入障壁が高い割に効果を期待しにくいです。

予約や注文を受け付けたい場合でも
専用のWebサービスはすでにあるので
作り込んだホームページは不要です。

また、すでにSNSやブログで集客できているのであれば
ホームページを制作する必要性は低いと言えます。

ホームページがあった方が良い例

検索エンジン

「まともな企業であるか」
をアピールしたいのでしたら必須です。

飲食店や美容院などであっても
採用目的のホームページは
用意しておくことをおすすめ
します。

indeedなどの求人情報用検索エンジンが登場したことで
ホームページに採用に関する必要事項が掲載されていれば
求人情報を検索してもらいやすくなっています。

フリーペーパーに掲載料を支払うよりも
ホームページを採用向けにリニューアルした方が
安く済む可能性があるということです。

なので、採用目的でホームページを用意したい場合は
すぐにでも制作に取り掛かりたいところです。

また、信頼構築のために用意するケースがあります。

企業の場合、ホームページがないことで
本当に存在するのか、まともな会社なのか
疑われてしまう可能性があります。

Web制作の会社なのにホームページがなければ
依頼が来ないかもしれませんよね。

本物であること、オフィシャルであることを証明するためには
ホームページは必要不可欠です。

ここまでのまとめ

飲食店、美容院など単価が低く同業他社が多い業界は
ホームページを作ってもメリットが少ない。
大手ポータルサイトを利用している場合はなおさら。

採用目的のホームページは必須。
見込み客に信頼してほしいなら用意すべき。

変化が早いweb集客・ネット集客。いったいどうしたら・・・?

ここまでホームページが必要な例をあげてきましたが、
あくまで掲載する現在の話です。

今回紹介した例も3年後には状況が変わっているかもしれません。

情報を鵜呑みにせずに、あなたの目的に合わせて
取るべき手段を取るようにしてください。

タイトルの内容は終わりましたが
ここからはホームページが不要な方のために、
具体的にどのような方法で集客を図るべきか?
代替案をお伝えしようと思います。

まだホームページがなく
できる限り費用を抑えたい人には
絶対にこの先も読み進めていただきたいです。

ありふれた内容に見えるかもしれませんが
実行できている人はわずかです。
読んでだけで何もしない人がほとんどです。

その上で結果を出している人も数%程度で
まだまだあなたのライバルは少ないと思ってください。

今のあなたができることをまとめていきます。

SNSの活用で流入経路(入口)を増やす

SNS

SNSは今やホームページ以上に必要性が高まっています。

普通のユーザーがネット利用するときにも
InstagramやTwitterで情報を集める例も増えています。
SNSで気になったお店や話題になっているお店に
人が殺到するようになっています。

現代ブームの火付け役になっているのがSNSです。

誰でも無料で使えるツールですから
これをビジネスにも活用しない手はありません。

渋谷スクランブル交差点にデカデカと
広告を打つのはハイリスクですが
Twitterでつぶやくのは何度でも無料です。
SNSならすぐに集客を始めることができます。

また、SNSを活用すると
顧客になりうる人と出会うキッカケを
増やすことができます。

流入経路とは、
あなたの企業や商品サービスを知ってもらう
キッカケの数のこと
です。

テレビCMやチラシ、口コミ以外に
多くの人に認知してもらえるものとして
SNSは活躍してくれます。

たとえばInstagramで
美味しそうなメニューを投稿するのもよし。
製造過程を見せるのもよし。
笑顔で働くスタッフを紹介するのも素敵ですね。

その投稿が話題になれば人が人を呼び
一気に注目が集まるようになります。

広告は出すたびに費用がかかりますが
SNSは何度投稿しても無料ですから
ヒットするまで試行錯誤ができます。

様々なアピールを試せるので
チャンスをつかみやすいのも大きなメリットです。

もちろんホームページとの連携も可能です。

ホームページをより多くの人に知ってもらうためにも
SNSは非常に役に立ちます。

ホームページを制作する際は
ぜひSNSの導入も検討してみてください。

購入や申込み用の出口を用意する

キャッシュポイント

こちらはお申し込みや購入につなげるためのものです。
ホットペッパービューティーなどのポータルサイトは
すでにこうした機能を揃えている場合がほとんどですが
基本的には用意する必要があります。

しかしこれも中小企業や個人事業主であれば
BASEなどの決済サービスや
GoogleフォームやGmailなどを利用したらOKです。

店舗用のLINEを開設して予約・申し込みに
利用してもらうケースも増えています。

多くのユーザーが利用するようになって
アクセスが集中してしまうようになったら
しっかり販売用ページを制作する必要があるかもしれませんが
中小規模であればすでにあるツールで事足ります。

SNSやホームページを用意しても
何らかの行動につながるようにしなければ
Web集客の目的を果たせません。

どこからユーザーがやってきて
どこへ向かっていくのか?

入口と出口を確実に用意して
顧客を招き入れる準備をしましょう。

無料サイト制作ツールでサイトを作る(非推奨)

無料でホームページを制作してしまう!
という手も実は存在します。

WixやJimbo、Ameba Owndなどがそうです。
数種類の型(テンプレート)を選んで
そこに必要事項を穴埋め式に入力するだけで
それなりのホームページが作成できます。

費用をかけず自力で頑張れる方なら
これらのツールをフル活用しましょう。

ただし無料で作れるツールなので
どうしても安っぽさが出てしまいます。
あとはなんとなく見覚えのあるページになるので
差別化・個別化するのは難しいです。

また、ホームページを用意すれば人が集まるわけではなく
集客効果のあるホームページにするには
専門的な知識と技術が必要になります。

採用目的のホームページを用意する場合
あまりに安っぽいものになってしまうと
経営状況を暗示しているようで
求人応募者の足が遠のくかもしれません。

「とりあえず作っておきたい」程度であれば
手間ひまかけてわざわざ作る必要はないです。
よくわからずにホームページを作るよりも
SNSや動画に力を入れた方が賢明です。

今回のこの記事で(難しそう・・・。)と感じた方は
しっかりプロに頼んだ方が安全ですよ。

web集客・ネット集客でまずやるべきことリスト

必要事項をまとめます。

途中までナナメ読みした方も、
最低限ここだけ押さえておいてください。

ホームページ制作の前に目的を明確化すること

あなたの事業にホームページは本当に必要か?
顧客層や利用用途、費用などを書き出して
改めて考えてみる必要があります。

常に新しい情報を集めること

Web業界は特に変化が早いので
適切な集客の方法も変わる場合があります。
これまでの主流が1年後には廃れる可能性もありますから
常に有効な手段を検討し実行する必要があります。

SNSやツールを活用すること

ホームページ1つでは集客が難しくなっています。
SNSや様々なWebツールを活用して
低コストで効果的な集客を徹底していきましょう。

ITに関する知識や技術がない方は素直にプロに任せる

プロの料理人、プロの音楽家がいるように
Web集客の経験豊富なプロは存在します。
すべて自力で済ませようとせずに
頼れる人の力を借りましょう。

終わりに

Web集客・ネット集客の方法は1つではありません。
ホームページやSNSだけではなく
動画や音声も有効な集客手段になっています。

そしてそれらを複数組み合わせることも
常識になりつつあります。

まだ何も持っていない!という方は安心してください。
今からWeb戦略を始めるのに遅すぎることはありません。
未だにやっていない方もいますし、やろうとして挫折した方や
始めたものの頓挫した方や早々に諦めた方もいます。

簡単とは言いませんが、
誰でも勝てるチャンスがあるのがWeb集客です。

しっかりと戦略を持ち、
画面の向こうにいるお客さんを想像しながら
最適なWebツールを選択することが大切です。

具体的にどのような戦略でいくべきか
まだ悩んでいるようでしたら
ぜひお気軽にご相談くださいね。

最後までお読みいただき
ありがとうございました!

永田健人

株式会社Revision マーケター/ライター
就活中にライター業を始める。プロモーション事業やスクール運営を経験した後、(株)Revisionに加わる。現在はメディア運営とWebコンテンツ制作、後輩ライターの指導など活動は多岐にわたる。執筆活動も現役で、スタッフからの信頼も厚い。
株式会社Revision URL : https://re-v.co.jp/

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