動画コンテンツの種類
動画を活用すれば、自社のブランディングや商品、サービスなどのプロモーションなどが可能です。
自社で動画コンテンツを作成する場合は、種類ごとの特徴を理解し、より効果的な方法を見極める必要があります。
制作過程では難易度の高い作業もありますが、企業の成長に大きく関わる可能性があるため、理解を深めておきましょう。
1.動画の種類
まずは動画にどのような種類があるのか知っておきましょう。
1-1.商品・サービス紹介動画
商品やサービスの紹介動画の目的は、自社が提供するサービスのプロモーションです。
プロモーション効果を得るためには、自社が提供するサービスに適したターゲティングや、カスタマージャーニーのどのフェーズに位置する動画コンテンツを作成するのかを明確にする必要があります。
BtoB向けの動画コンテンツを作成する際は、決裁権を持つ検討層に訴求することも考慮しなければならないため、論理的かつ信ぴょう性の高い情報を組み込みましょう。
BtoC向けの動画では、共感されやすい動画を作れるよう、UGCを適宜利用してください。ただし、UGCを使用する際は、投稿者の許諾を得てから使用しましょう。
1-2.採用者向け動画
採用者向け動画は、入社後のミスマッチを軽減したり、自社をアピールしたりする目的で作成します。
新卒採用と中途採用では、企業が重視するポイントや求職者が必要とする情報に違いがあるため、新卒採用と中途採用それぞれに向けて動画を作成しなければなりません。
新卒採用者に向けた動画を作成する場合は、コンセプト動画やインタビュー動画を作成し、会社の魅力や求めている人物像などを伝えます。
中途採用の場合、すでに何かしらのスキルを身に付けている人もいるため、自社が抱える課題を伝え、必要なスキル、業務経験などを盛り込みましょう。
1-3.社内用動画
社内用動画はおもに自社従業員向けに作成する動画で、社内研修や理念共有、業務マニュアルの周知、プレゼンの映像資料など、幅広く活用するために作成します。
動画制作には多くの人的リソースが必要なため、まず人員を確保する、あるいは動画制作の部署を新設するなどの対策を講じましょう。
また、視聴デバイスの多様化によって適切な尺の設定が難しい場合は、プリプロダクションの時点で利用デバイスのアンケートを取るのが効果的です。
社内用動画の多くは社外秘の要素が含まれているため、IDおよびパスワードを発行し、外部の人がアクセスしても閲覧できないようにしておきましょう。
1-4.動画広告
不特定多数の人に向けて自社製品やサービスを紹介するには、動画広告を活用するのが効果的です。
電車での移動中など、音声を出さずに視聴する人もいるため、音声なしでも伝わるような動画を作るとよいでしょう。動画広告は「インリード広告」「インストリーム広告」「インバナー広告」に分類されます。
動画広告を利用する際は、適切なCTAの設置を意識することが重要です。視聴した人が戸惑わないようなCTAを設置し、コンバージョンを目指します。
他にも、CTAの先にあるLPの作成にも注意が必要です。コンバージョン率を高めるために、CTAとLPに一貫性を持たせ、コンバージョンまでの適切な導線を心がけてください。
2.動画制作の手順
動画コンテンツを作る際は、以下の手順に沿って進めていく必要があります。
step1.企画
step2.シナリオ・コンテの作成
step3.撮影
step4.編集
step5.書き出し
step1.企画
企画立案では、誰に、何を、どのように伝えるのかなど、動画の目的や意図をまとめます。動画コンテンツは撮影に入ったあとで変更を加えるのが難しいため、企画段階でしっかりと組み立てていくことが重要です。
また、企画とアイデアの違いを適切に理解し、何となくのイメージで企画を作成するのではなく、ゴールを見据えた骨格を組んでください。
step2.シナリオ・コンテの作成
シナリオは動画の設計図といえる重要な役割があるため、この段階で「柱」「ト書き」「セリフ」をしっかり組み立てます。
コンテを作成する際は「ビデオコンテ」「絵コンテ」「字コンテ」のなかから、動画の内容に適した方法を選びます。
より詳細に伝えたい場合は、絵コンテと字コンテを組み合わせることも可能です。なお、撮影で使用する香盤表の作成は、この段階で完成させなければならないので注意してください。
step3.撮影
香盤表をもとに、必要な機材などを準備します。自社で用意できない機材がある場合は、レンタルで揃えても構いません。
たとえコンテを作成していても、全員が同じ内容をイメージしているとは限らないため、本番前にテスト撮影を行い、最終確認が完了し次第本番に移りましょう。
step4.編集
編集作業では、動画に臨場感を持たせたり、落ち着きのある映像に仕上げたりと、テクニックを駆使して離脱されない動画を作ることが重要です。編集テクニックとして、以下の方法を身に付けておきましょう。
・クロスカット
・ジャンプカット
・フェードイン フェードアウト
・Jカット Lカット
他にも、テロップを入れたり、効果音を入れる作業も行います。動画にBGMを入れる際は、使用する音楽の利用規約を確認しなければなりません。
フリーBGMを使用する場合は利用規約を、フリーBGMでない音楽を使用する際はまず著作権管理団体に申請しましょう。
step5.書き出し
書き出し作業を行い、シーケンス上でまとまっていなかったデータを1つにまとめます。
まず、書き出しの形式を設定しますが、形式ごとにプリセットが用意されているため、複雑な操作を行わなくても設定できるでしょう。書き出し作業で範囲を指定する際は、以下の手順で操作してください。
1.シーケンスにインとアウトをマーク
2.ファイル→書き出し→メディアで設定を表示
3.画面下部のソース範囲をシーケンスイン_アウト間に設定
4.書き出しボタンをクリックで書き出し開始
Revisonでは、マーケティングに基づいた動画制作・映像制作を行っております。精鋭スタッフが集まっているため、企画段階から制作後の運用、WebサイトやSNSとの連携が可能です。集客、採用、ブランディングなど、あらゆる目的に対応します。動画制作をお考えの際は、ぜひご相談ください。
山川 晃太郎
株式会社Revision代表取締役 山川晃太郎
マーケティングを強みにしたWeb制作を中心に事業を展開。