面白い採用サイトを作るには?実例紹介と演出・コンテンツ作成の方法を解説
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
新卒・中途いずれの採用においても、あらゆる業界で人手不足が深刻になっています。その流れの中、求人サービスだけに頼らず自社で採用サイトを制作して人材を集める動きが大きくなっています。
しかし自前の採用サイトが増えるほど、せっかく作成した採用サイトが埋もれてしまう結果にもなりかねません。その解決策の一つが一般的、標準的な採用サイトではない面白い採用サイトです。
この記事では、面白い採用サイトについて解説します。採用サイトを検討中の企業のご担当者様はぜひ参考にしてみてください。
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面白い採用サイトを作るメリット
まず、面白い採用サイトを作るメリットを確認しましょう。具体的には以下の点が挙げられます。
求職者に見てもらいやすくなる
求職者の記憶に残りやすくなる
競合他社のサイトと差別化できる
1つずつ見ていきましょう。
1-1.求職者に見てもらいやすくなる
まず、面白い採用サイトは求職者に見てもらいやすくなるというメリットがあります。目を引くため、興味を持ってもらえるのです。
仮に掲載されているのが競合と同じような内容だったとしても、デザインなどが面白いだけでも目を通してもらえる可能性が高くなります。
1-2.求職者の記憶に残りやすくなる
また面白い採用サイトはインパクトがあるので、求職者の記憶に残りやすくなります。
そのため、いったん離脱したとしても後から見直してもらえる可能性も高まります。その結果応募に至る可能性も高くなるでしょう。
1-3.競合他社のサイトと差別化できる
面白い採用サイトは求職者の注意を引くほか、自社の個性を伝えることもできます。
自社の社風や社内の雰囲気をデザインやテイストなどに反映させることで、求職者にイメージしてもらいやすくなります。その結果、応募時のミスマッチを減らすことにもつながるでしょう。
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面白い採用サイト20選
次に、面白い採用サイトの実例について解説します。この記事では、以下の20サイトをご紹介します。
トゥモローゲート
株式会社フェリシモ
任天堂株式会社
Nikkane
株式会社カトー
カーフェ
株式会社エネクスライフサービス
株式会社カンテック
エムハンド
毎日放送
小学館
正和企業株式会社
株式会社司工業
株式会社ビートレーディング
東京メトロポリタン税理士法人
ビューティーアトリエグループ(総美有限会社)
八百鮮
ソニーミュージック25
面白法人カヤック
エムエム建材株式会社
大企業から中小企業まで織り交ぜてご紹介します。また業種も多岐にわたるので、参考になる自社に近い会社が見つけやすいでしょう。
では、1つずつ見ていきます。
2-1.トゥモローゲート
トゥモローゲートの採用サイトは採用という目的達成の仕組みと意外性のある演出のバランスが考え抜かれており、戦略的に作られたサイトとなっています。トゥモローゲートはブランディングなどを行っている会社で、まさに本職を活かしていると言えるでしょう。
具体的には、まず採用サイトらしからぬ黒を基調としたページに意外性があります。さらにキャッチコピーの「変な会社にしたいので変な社員を募集します」が目を引くでしょう。しかしこれらは単に奇をてらっているわけではありません。同社のテーマカラーは黒。またほかのページなどを読み進めるにつれ、キャッチも企業理念「世界一変わった会社をつくる」をそのまま表現しているものだと理解できます。
それでいて募集職種や福利厚生などの応募・採用の重要なデータは、言わば「おふざけなし」で真面目に記載されています。採用サイトでは内容でふざけるとそもそもの目的達成が遠のくこともありますが、本サイトは定石に忠実な作りとなっています。
URL:https://tomorrowgate.co.jp/recruit/
2-2.株式会社フェリシモ
まるでカタログのページをめくるようなデザインが楽しさを演出している採用サイトがこちらです。株式会社フェリシモはファッションや雑貨などの通信販売の会社です。事業内容をデザインで表現したとも言えるでしょう。
イラストと写真を組み合わせたページ構成は商品のカタログをイメージさせるテイストです。しかし手書きのメモのようなページの見出しは、深読みするとカタログを作るまでの裏の場面、つまり仕事を連想させるためなのかもしれません。
バーコードを模した見出しデザインやちょっとした動きのあるイラストなど遊び心も感じさせます。全体的に温かみのある印象で、同社の通販サイトや商品に連なる会社の雰囲気が表れています。
URL:https://www.felissimo.co.jp/company/recruit2024/recruit2024_cy.html
2-3.任天堂株式会社
任天堂はゲームやゲーム機器などの企業として知らない者はいない大手企業です。採用ページのトップは意外にも普通で、ちょっと拍子抜けするかもしれません。
同社の採用サイトの面白いところは、新卒採用のページで部署ごとのブログが紹介されている点です。多数のメンバーが関わるゲーム開発では、一人ひとりの業務が細分化されるがゆえにその仕事の意味が見えにくくなってしまいます。しかしブログではかなり具体的にどんな仕事をしているのかが書かれており、仕事の内容などイメージしやすくなっています。
参考に、キャリア採用などほかのページはデータや条件などの情報中心です。ターゲットにより使い分けていることがうかがえます。
URL:https://www.nintendo.co.jp/jobs/recruit/index.html
2-4.Nikkane(ニッカネ)
ニッカネは、業務用食品を扱う栃木県の会社です。同社の採用サイトはページを下にスクロールしていくと、隠れていた文字が現れるなど動きのある構成になっています。
社員紹介ではポインターを当てると表情の違う写真に。また動画のインタビューがあり、実際に話している姿と職場の様子をリアルに見ることもできます。サイト全体に細かな仕掛けが施されてついつい次が見たくなる作りもあり、いつの間にか等身大の同社の魅力が伝わるサイトです。
コンテンツも、面接するメンバーが語り合う内容は求職者にとって興味深いでしょう。全体的に大企業でなくとも魅力を発信できるお手本のような内容で、企業への関心を刺激するという意味でとても面白い採用サイトとなっています。
URL:https://www.nikkane.com/recruit/
※Revision制作
2-5.株式会社カトー
仕事風景の写真が入れ替わっていくトップが目を引くこの採用サイトは、栃木県にある自動車部品の商社の株式会社カトーのものです。写真が入れ替わっていくこの手法は、同じスペースで多くの写真を使うことができます。写真が多いほど視覚的に職場をイメージしやすくなるため、トップだけでもどんな雰囲気か理解しやすくなっています。
「数字で見るカトー」、いろいろな職種のスタッフへのインタビューなど、求職者が見たくなるコンテンツも充実。職種ごとの仕事内容や1日の業務の流れなども、入社した場合をイメージしやすくなるコンテンツです。
同社のロゴと同じフォントが見出しなどにさりげなく多用されており、遊び心を感じることができます。白と赤の統一感が全体のイメージを引き締めています。
URL:https://kk-kato-recruit.jp/
※Revision制作
2-6.カーフェ
社員や工具の写真が流れていくトップは、上記の株式会社カトーと同じく一目で会社の仕事内容と雰囲気が伝わります。「カフェ x 整備工場」という新しいスタイルのサービス、カーフェの採用サイトです。
コーポレートカラーの明るいオレンジを基調に、写真の色味も明るい暖色に合わせているなどデザインにすっきりした統一感があります。ロゴのコーヒー豆のイラストを社員の写真の背景にしているのも楽しいポイントです。
こじんまりした会社ほど「数字で見るカーフェ」のようなコンテンツは応募者の安心材料となるでしょう。必要なコンテンツに絞ったシンプルなサイト構成は、いろいろな会社の参考になるのではないでしょうか。
URL:https://www.metalworker-sea.com/recruit/
※Revision制作
2-7.株式会社エネクスライフサービス
トップの「PROGRESS WITH」のあとの単語と写真が入れ替わっていくところが、社風やビジョンをメッセージとして伝えながら面白さを生んでいます。こちらは電力事業とモビリティ事業を核とする株式会社エネクスライフサービスの採用サイトです。
コンテンツ中で示される社員の男女比と管理職の男女比の一致、女性が生き生きと働いている社内の写真。データと視覚情報が相互補完的に機能しています。募集要項の「求む、実力ある挑戦者。」は女性にも響くでしょう。
募集要項はアコーディオンを実装、見出しをクリックすると折りたたまれていた情報が表示されます。デザイン自体はシンプルですが、イラストの車が動いたりスクロールするのに従って見出しが表れるなど動きも演出。いわゆるペライチの縦長のスタイルになっているので、同じ形式をイメージしている場合の参考になります。
URL:https://www.enexls.ne.jp/recruit/
※Revision制作
2-8.株式会社カンテック
キャッチとリード文以外のテキストは見出しレベルのみのごくシンプルなデザインで、知りたい情報はクリックして別ページを参照するスタイル。こちらは農業機械部品の組付けを行っている株式会社カンテックの採用サイトです。知りたいところだけ確認してもらう、という潔い作りです。
代わりに写真が多く、直感的に仕事をイメージしやすくなっています。デスクワーク中心の企業の採用サイトには向かないスタイルかもしれませんが、工場などでの手や体を使う仕事の紹介には適しています。
水色が基調になっており、コーポレートサイトで使われている会社のイメージカラーの青よりフレッシュな印象。これからの人材をイメージさせるのも面白いポイントです。
URL:https://cantec-ut.com/recruit/
※Revision制作
2-9.エムハンド
エムハンドはWebサイト制作やマーケティングを行う会社です。同社の採用サイトは、まずトップにある男女の顔や顔のパーツのコラージュに好奇心を刺激されます。さらに下にスクロールすると現れる「エムハンドは私だ」「その他大勢なんていない。愛と情熱を持った一人ひとりの「私」で、エムハンドはできている。」というキャッチコピーが目を引きます。
くすんだ抑えめの色味の背景の中、社員紹介の部分はカラフルになっており「一人ひとりの『私』」の集まりをイメージさせます。模様のパターンも動き、活発な印象を与えます。
デザイン性が高いサイトですが、テキストや図も多用されており会社や業務・求人の情報の内容も濃くなっています。
URL:https://recruit.m-hand.co.jp/
2-10.毎日放送
関西のテレビ局である毎日放送の採用サイトは、サイトを開いたときのトップページが印象的です。流れるような字体による「毎日を彩れ」の輪郭だけがさらさらと書き込まれるように現れます。そしてすぐ輪郭の中が黒く塗りつぶされると同時に、水彩画のような模様がキャッチの周りを囲んで動き始めます。まさに視覚的に「毎日」を「彩」ることを表現していると言えるでしょう。
そのキャッチは、「毎日放送」、社員の毎日、視聴者の毎日の3つの「毎日」を鮮やかにしてほしいという願いを込めたメッセージとなっており、スクロールするとより具体的な言葉で思いが表現されています。
注力している職種・取り組みの座談会やジョブローテーションの例など、入社後をイメージするために必要な情報も充実しています。
URL:https://www.mbs.jp/recruit/
2-11.小学館
大手出版社の小学館の採用サイトも、印象的なトップページで注目してほしい情報を簡潔に提供しています。「大きく実る種をまこう」と大書きされた採用メッセージ、インターン情報、プロジェクトメンバー座談会とトップ画像が入れ替わっていくのです。トップ画像はそれぞれの詳細ページへのリンクになっています。
いろいろなジャンル別のプロジェクトメンバーによる座談会、若手社員を中心にしたインタビュー、仕事内容などイメージしやすいような情報提供はしっかり押さえられています。
サイトのあちこちに探検家や未知の動物のイラストが配置され、新しく興味深い世界へ足を踏み入れるのを連想させます。興味深いコンテンツを目を引く演出で提供するという、面白い採用サイトの基本に忠実だと言えるでしょう。
URL:https://jinji.shogakukan.co.jp/
2-12.正和企業株式会社
電気設備の施工・点検・メンテナンスを専門とする正和企業株式会社の採用ページも、トップが端的に仕事内容を伝えるものとなっています。「自分の腕で未来をひらく」のキャッチの背景は、まさに手を使って作業している人物の写真。ゆっくりといろいろな作業風景に入れ替わっていきます。
社内研修の制度や資格取得講習などの解説で、技術を身に付けられるという印象が事実だと裏付けています。採用の方針や全体像を明確にしたうえで作られた採用サイトだということがわかります。
トップページは文字情報を少なめにして、詳細を知りたいところだけクリックして確認する構成。シンプルな印象を守りつつ必要な情報を提供しています。
URL:https://shouwakigyou.com/
※Revision制作
2-13.株式会社司工業
建設業を営む株式会社司工業の採用サイトは、ビジュアルを中心に仕事のようすが伝わるように構成されています。トップや見出しに使われている写真は大きめのサイズで、全体をすっきりした印象にするとともに一目で業種を理解させるのに役立っています。。
テキストも簡潔ながら同社の魅力を伝えるよう練られたもの。「未来」というキーワードが散りばめられており、同社の事業が安定していて長い目で見ても安心できることが伝わります。
インタビューを受けている社員も多様、さらにワークライフバランスにつながる参加・認定団体も紹介。風通しのよい社風が伝わるように構成されています。福利厚生の説明やインタビューなど、入社のメリットが感じられるようになっているのも応募を促すのに役立つでしょう。
URL:https://tochigi-tsukasa.jp/
※Revision制作
2-14.株式会社ビートレーディング
ビジュアルやキャッチコピーなどあらゆる点で採用したいターゲットが伝わる作りになっているのは、企業の資金調達をサポートする株式会社ビートレーディングの採用サイトです。
募集しているのが新卒・既卒生なので、そのターゲットにアピールするよう全体を最適化して作られています。写真が多く使われ、そこに写る社員は若手が中心でオフィスもおしゃれです。ロゴやオフィスで使われている暖色系をサイトのテーマカラーに据え、シンプルなデザインにまとめています。
もちろん仕事内容もテキストでしっかり説明。バランスを取っています。くわしい質問とそれに対する回答は別サイトにリンク。サイトをシンプルに保ちつつ、情報が不足しない工夫がなされています。
URL:https://betrading.jp/saiyou/
※Revision制作
2-15.東京メトロポリタン税理士法人
税理士事務所の東京メトロポリタン税理士法人の採用サイトは、硬く見えがちな事業内容を柔らかく伝える工夫がなされています。オフィスの写真はややクールなイメージになりがちですが、随所にイラストを使うことで柔らかな印象に。仕事内容もイラストで訴求し、抽象的になるのを避けて表現しています。
デスクワークの場合は仕事風景の写真で仕事をイメージさせるのが難しいため、写真は人物をメインに雰囲気を伝えています。また職場見学受付のボタンがあり、リアルに職場を知る導線も用意されています。
テーマカラーはブルー。偶然なのでしょうか、青系統の服を着ている社員の写真が多く統一感がさらに増しています。
URL:https://www.tm-tax.com/recruit/
※Revision制作
2-16.ビューティーアトリエグループ(総美有限会社)
ビューティーアトリエグループは理美容室など美容関連の事業を営んでいます。同社の採用サイトは、応募者の注意を惹いて入社して働くことのメリットをしっかり伝える作りになっています。
「夢を現実にできる会社」というキャッチと社員一人ひとりの写真がそれぞれの夢をイメージさせます。またキャリアパスが図示されているので、どのように夢を現実にしていけるのかが理解しやすくなっています。創業1963年という長い歴史が紹介されることで、多くの社員が夢をかなえてきた実績と安定感をイメージさせます。
社員アンケートの内容が具体的で多岐にわたっているのも、実際に働くことをイメージしやすくしています。たとえば「平均昼食代は?」は、かなり知りたいけれどもなかなか知ることのできない内容だと言えるでしょう。
URL:https://banet-recruit.jp/
※Revision制作
2-17.八百鮮
八百屋チェーンの八百鮮の採用サイトは、「面白い採用サイト」と言われてイメージする形に近いかもしれません。型破りさが伝わるデザインで、従来の常識にとらわれない姿勢により出店数を増やしている同社らしさを感じます。
社員の人物写真は暗めで、怪しさすら感じさせる色使いの照明。サイトは一部カラフルな部分もありますが全体的には暗めです。紹介されている社員も見た目が個性的。好奇心をかきたてられます。
そんな個性的な面々が語るのは、自分の言葉による仕事観や現在に至るまでの苦労、工夫。内容はいたってマジメです。またお客さんや取引先の声があるのも信ぴょう性を高めています。もちろん仕事風景やお店の写真は、演出なしで素直な日常を伝えるものとなっています。
URL:https://yao-sen.co.jp/saiyou_tokusetu/
2-18.ソニーミュージック(2025年)
ソニーミュージックの採用サイトは、アニメや音楽など同社のエンタメ事業を支える未来の社員に向けて作られています。トップページは、仕事のジャンル別に業務内容をイメージさせるイラストと「好きに尖ろう」というキャッチ。自分の「好き」を突き詰めて仕事を選んでほしいのが伝わります。
参考に、2023年の採用サイトのキャッチも「想いのままに、舵を取れ」で、やはり自分の好きな仕事を選んでほしい、という同社の願いが強いものだとわかります。
そして好きな仕事を選んでもらうための仕掛けとして、職種診断があるのが珍しいと言えるでしょう。そのほか仕事選びに役立つ社員インタビュー、過去コンテンツのアーカイブは例年の定番コンテンツとなっています。
URL:https://saiyo.sme.co.jp/graduate/25/
2-19.面白法人カヤック
一見アニメ作品のサイトのように見えるのは、Webを中心にブランディングやプロモーションを行っている面白法人カヤックの採用サイトです。しかし単に面白いだけでなく、採用コンセプトを明確にしたうえでのデザインや構成となっています。
自分の好きなことを仕事にしたい。しかし一般に、そのためには好きなことの話より自己PRなど自分の話をして採用されなくてはなりません。その矛盾を解決すべく、同社は自分の「推し」への思いで選考・採用する「推しプレゼン採用」を実施。採用サイトもそれに合わせて作られています。
キャッチコピーの「オシゴト!!」は、「お仕事」と「推しごと」のダブルミーニング。応募方法の解説や応募の実例紹介もあり、推しプレゼン採用に最適化されています。もちろん職業紹介や会社の説明など、基本事項もしっかり記載されています。
RL:https://oshigoto.kayac.com/
2-20.エムエム建材株式会社
建築資材供給や工事などを行っているエムエム建材株式会社の採用サイトも、「面白い採用サイト」のイメージ通りかもしれません。サイトに現れる人物は写真ではなくイラスト。古い映画のポスターや小説の挿絵のようなタッチです。そのため文章を読んでいても、挿絵入りの小説を読んでいるような錯覚に陥ります。
しかし建築現場や建物は写真を使い、同社の事業のスケール感を伝えています。また大きな建物の建築は日常生活で関わる機会が少ないため、文章も使ってしっかり解説しています。
スクロールしていくに従って面白い演出よりストレートな表現が多くなり、興味を惹くことと具体的に説明することとを両立。伝わりやすい形にまとめられています。
URL:https://mmk-recruit.com/
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そもそも面白い採用サイトとは
これまで見てきた実例からもわかるように、面白い採用サイトは大きく2つのタイプに分かれます。「面白おかしい系」と「興味深い系」です。
面白おかしい系は、キャッチやデザインなどが一般的な採用サイトと異なっています。ギャップがあったり、ときには一般的に表現されることと矛盾していたり正反対だったりします。ただし表現方法が一風変わっていても、それはあくまで演出です。コンテンツの内容はふざけることなく、必要な情報を提供しなければ採用サイトとして成立しません。
興味深い系は、求職者が知りたい情報が充実しているタイプです。会社の雰囲気や働いている人、仕事の内容などがわかりやすく伝わるようにサイトが設計されています。求職者の関心を刺激しつつ納得度を高めることで採用活動に最適化されたサイトだと言えます。
一般には前者が面白い採用サイトと受け入れられがちでしょう。しかし後者のコンセプトで作られた採用サイトは、求める応募者を手堅く集めて採用できる可能性が高まります。現実的に面白い採用サイトを作るなら後者を意識するのがよいでしょう。
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面白い採用サイトを作る方法
面白い採用サイト制作は、以下の手順で行います。
ギャラリーサイトで面白いサイトを見つける
面白いサイトの気に入ったところを取り入れる
印象的なキャッチコピーを考える
デザインにインパクトを持たせる
順に見ていきましょう。
4-1.STEP1:ギャラリーサイトで面白いサイトを見つける
まず、ギャラリーサイトで競合のキャッチコピーや内容をチェックしましょう。ギャラリーサイトとは、採用ページを含めいろいろなWebサイトのデザインを集めて掲載しているサイトのことです。
ゼロから作り上げるよりは、参考になるサイトがあった方が制作もスムーズです。デザインやキャッチコピーなど、イメージに近いサイトを見つけましょう。
4-2.STEP2:面白いサイトの気に入ったところを取り入れる
面白いサイトが見つかったら、そのどこが面白いと思ったのか突き詰めてみます。その面白さを自社サイトに取り入れられるか考えてみましょう。
自社サイトに取り入れられるなら、制作会社や担当者にイメージを伝えます。
4-3.STEP3:印象的なキャッチコピーを考える
続いては、印象的なキャッチコピーを考えます。キャッチコピーは求める人材に興味を持ってもらうきっかけとなります。採用サイトは応募してもらうことが目的であり、求める人材に応募してもらえるようにあらゆる点を工夫する必要があります。キャッチコピーは求職者が初めて接する言葉です。第一印象を決めるので慎重に作りましょう。
「面白い」という点ではあえてギャップを狙う方法もありますが、興味関心を刺激するタイプの採用サイトもあるのはすでに述べた通りです。どのような形にせよ印象的なキャッチを作ることが必要です。
4-4.STEP4:デザインにインパクトを持たせる
キャッチコピーなど文字ベースの情報に加えて、視覚的なデザインにもインパクトを持たせましょう。具体的には、アニメーションや動画の活用、色使いやフォントなどのテイスト、パララックスデザイン、スクロールエフェクトなどによる動きなどで工夫することが大切です。
ただ奇をてらうのではなく、内容を伝えるために最適化することを考えましょう。面白おかしい系を目指すなら、そのうえでどのようなギャップを生むかがポイントになります。
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あらかじめ採用コンセプトを固めるのが重要
以上面白い採用サイトを作る手順を解説しましたが、その大前提として採用コンセプトを明確にしておくことが求められます。それがないと「面白い採用サイト」ではなく「面白いサイト」で終わってしまい、採用という目的を達成できないからです。
将来的にどのような方向に会社を進めていきたいのか、そのためにどのような人物に来てほしいのかを検討しましょう。それが採用サイト作りのベースとなります。
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採用サイトの面白いコンテンツとは
面白い採用サイトの面白さは内容よりも演出だと述べましたが、「面白いコンテンツ」はないのでしょうか。面白いコンテンツは、応募者が知りたい情報だと言えるでしょう。職場のリアルな姿や実際に働いている社員の声などが該当します。
あるいは業種などによる面もありますが、「知りたいのに記載しているサイトが少ない」コンテンツを見つけて掲載できれば強く求職者の関心を引くことができるでしょう。
面白おかしい内容のコンテンツは避けた方が無難です。笑える演出は採用の助けになりますが、笑えるだけで採用に無関係な内容は役に立ちません。表現をストーリー仕立てにしたり面白い言い回しを考えるなどの工夫はできますが、内容そのものを面白おかしくするのはやめておきましょう。
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採用サイトのコンテンツの種類
採用サイトのコンテンツとしては、以下の種類が挙げられます。
必須コンテンツ
求職者のニーズに合わせたコンテンツ
採用後のミスマッチを防ぐコンテンツ
他社との差別化のためのコンテンツ
ターゲットに届けたいコンテンツ
順に見ていきましょう。
7-1.必須コンテンツ
必須コンテンツには、応募・採用に関する基本的な情報が該当します。具体的には以下の通りです。
会社概要
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
業務内容
勤務地
給与
福利厚生
応募方法
これらは求職者が応募するかどうか判断するのに必要な情報です。漏れのないように記載しましょう。
7-2.求職者のニーズに合わせたコンテンツ
求職者のニーズに合わせたコンテンツも含めましょう。応募してほしい人のニーズを分析して、ターゲットが知りたいと考えている情報を提供します。
社内の雰囲気、社員紹介やインタビュー、具体的な仕事の内容や流れなどが該当するでしょう。
7-3.採用後のミスマッチを防ぐコンテンツ
採用後のミスマッチを防ぐコンテンツも欠かせません。応募者数を増やすことも大切ですが、求めている人物からの応募を増やすという質・精度が重要です。
入社してもすぐ退社するようでは採用コストに見合いません。社風や社内の雰囲気、実際の業務内容など、知りたいのに知る機会の少ない情報を提供しましょう。適職診断なども該当すると言えます。
7-4.他社との差別化のためのコンテンツ
他社との差別化のためのコンテンツで、自社の独自性をアピールすることも大切です。同業他社の中から自社を選んでもらうのに役立ちます。
技術や商品の解説、福利厚生、教育制度、オフィスなどの紹介が該当します。
7-5.ターゲットに届けたいコンテンツ
採用したいのが専門性の高い人の場合などは、ターゲットに届けたいコンテンツをまとめることが有効です。
具体的には、より詳しく業務内容を記載しましょう。いくつか例を挙げると、サイト構築ならどんな業種のサイトが中心か、溶接作業であれば厚物・薄物のどちらかなどです。一見大差ないように見える内容でも異なる技術が必要なため、専門性が高い人からすると具体的に知りたいと考えるからです。
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面白い採用サイト作りならRevisionへ
よく設計された面白い採用サイトは、応募者の数と質を高めるのに役立ちます。その結果、求める人材を採用できる可能性が高まります。面白おかしいサイトでなくとも、興味関心をかき立てるようなサイトならメッセージを届けやすくなるでしょう。
もしも採用サイトの制作を検討中であれば、ぜひ私どもRevisionにご相談ください。この記事でご紹介した事例の半分、20サイトのうち10サイトは私たちが手がけた採用サイトです。大企業から中小企業まで、またさまざまな業種のサイト制作の実績があります。採用サイトもすでに見た通りです。
ご興味がおありでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
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成功への道筋
成功への道筋を描くためには、前述した全ての要素を統合し、一貫した戦略の下で動くことが肝要です。計画通りにプロジェクトを進め、それぞれのステップで設定した目標が達成されているか常に評価し、必要に応じて調整を行います。柔軟な対応と継続的な最適化が、結果としての上位表示に結びつき、最終的なサイトの成功に寄与します。
<採用サイト制作>
Revisionでは、「欲しい人材が見つかる採用サイト制作」を行なっています。求人検索エンジンとの自動連携機能を標準装備し、応募者の増加を実現。企業の魅力やターゲットとなる人物像を活かした採用コンテンツで、応募前後のミスマッチを防ぎ、定着率向上をサポートします。ぜひお気軽にご相談ください。
メディア監修者
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
株式会社Revision代表取締役 山川晃太郎
マーケティングを強みにしたWeb制作を中心に事業を展開。
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