ランディングページ(LP)作成のポイント
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
ランディングページ(以下、LP)は広義・狭義と分かれており、2つの意味で使用されます。
広義のLPは、検索エンジンや広告を経由し、ユーザーが最初に着地するWebページを意味します。狭義のLPはユーザーが商品の購入や会員登録、資料請求など、訴求に応じた行動を促すことを目的とするWebページです。
マーケティング領域でのLPでは、狭義の意味合いで使用されることが一般的です。訴求効果の高いLPを制作するためには、目的・ゴール設定を明確にしたうえで、定期的な効果測定が重要となります。
1.ランディングページ(LP)の基本内容
LPは、1ページで構成されるコンバージョンに特化したWebページです。主に以下3つのエリアで構成されます。
1-1.ファーストビュー
最初に目にする箇所であり、ユーザーの興味を惹かせるエリアです。キャッチコピーで売りを一文にし、リード文でメリットを明確にするなど、「商品・サービスの売り」を一目で分かるように制作します。
1-2.ボディ
ユーザーと商品・サービスの距離感を縮めるエリアです。より具体的にメリット・根拠を紹介します。実体験などのストーリーを入れて、ユーザーの共感が得られるよう工夫します。
1-3.クロージング
購入に悩むユーザーを後押しするエリアです。迷っているユーザー向けに、期間限定や特典、購入保証などを付帯し、懸念点を払拭します。「今がチャンス」という点を明確に伝えることで、アクションを促す最後のポイントです。
2.ランディングページ(LP)の制作手順
ここからは、LPの制作手順を解説します。
step1. 目的・ゴールを設定する
step2. ペルソナ・訴求軸を定める
step3. LP構成を設計する
step4. コンテンツ作成
step5. デザイン制作
step6. LPを実装する(コーディング)
step7. 公開・効果測定(PDCA)
step1. 目的・ゴールを設定する
LP制作には、目的・ゴールの設定が基本です。LPを閲覧したユーザーがどのようにアクションしてほしいのかを明確にしたうえで制作へ移りましょう。
例えば、LPのゴールが商品購入の場合、商品紹介のテキストだけでは商品の良さが伝わりにくくなります。商品画像や動画などを掲載し、ユーザーに伝わりやすくする工夫が必要です。目的・ゴールを定めた後は、目標達成のためのKPI設定を行ないましょう。
step2. ペルソナ・訴求軸を定める
ペルソナとは、訴求をしたいユーザー像を「詳細に」定めたものです。混同しやすいターゲットとの違いは、以下の通りです。
ペルソナ | ターゲット |
20代女性、独身。初めての一人暮らしで、 掃除が苦手。効率よく掃除ができる便利 グッズを揃えたいと思っている。 |
・20代女性 ・独身 ・一人暮らし |
ペルソナ設定により訴求軸が定まります。ユーザーの購買行動をより詳細にイメージすることで、アクションを促しやすくなるでしょう。
step3. LP構成を設計する
次に、目的に合わせてLP構成を検討します。期待する成果を出すためには、問題を解説したいと思っているユーザーに対して、解決できる理由を具体例を交えて提案することが重要です。ストーリーがあるとユーザーの納得感が得られやすいためです。
訴求内容に合わせて構成設計を行ないましょう。
<構成の一例>
2.解決策の提案
3.具体例を交えた解説
4.商品・サービスの紹介
step4.コンテンツ作成
続いて、実際に掲載する文章やキャッチコピーの作成へ移ります。コンテンツは、コンバージョンに大きくかかわる項目のため、慎重に吟味しましょう。
商品・サービスのメリットだけが紹介されている文章は、印象に残りにくく魅力を伝えるにはインパクトが足りません。興味が湧くようなキャッチコピーをはじめ、具体例や実体験なども交えつつ、ペルソナに合わせた文体を意識しましょう。
step5. デザイン制作
Webページの印象を大きく左右するのがデザインです。汎用性のあるデザインではなく、ペルソナに合わせて制作しましょう。
また、Webページのデザインでは、CTA(Call To Action)と呼ばれる行動を促すためのボタン配置が重要です。「問い合わせる」「申込む」などのボタンが、一見して分からないデザインは離脱されるリスクが高まります。CTAは、分かりやすい場所へ配置しましょう。
step6. LPを実装する(コーディング)
デザインが決まった後は、コーディングを行ないます。コーディングとは、プログラミング言語を使用し、Webページの構築をすることです。
PCのほかに、スマートフォンで閲覧するユーザーも多くいるため、さまざまなデバイスに対応したページを作成しましょう。作成後は、適切に表示されているかチェックも重要です。
step7. 公開・効果測定(PDCA)
実運用の開始後は、定期的な効果測定が大切です。LPを公開するだけでは、期待する成果は出ません。
成果を出すには、設定したKPIと実際の数値を比較し、KPIが達成できていない場合は、改善・実施を繰り返し行なう必要があります。
3.ランディングページ(LP)作成のポイント
3-1.ファーストビュー
ファーストビューは、ユーザーが最初に目にする箇所であり、最も重要です。伝わりにくいキャッチコピーや、文字ばかりの読みにくいページは、離脱されるリスクが高まります。
たとえ優れたコンテンツであっても、読まれなければ商品・サービスの良さは伝わりません。デザインも重要ですが、その他に文字の大きさ・行間など、見やすさを追及した制作が大切です。
3-2.LPO(ランディングページ最適化)
LPOとは、LPをユーザーのニーズに合わせて最適化することです。最適化により、LPを閲覧するユーザーの離脱を防げる効果があります。
LPOには、さまざまな方法がありますが、広く活用されるのがA/Bテストです。A/Bテストとは、特定の要素を持たせたLPを複数用意し、成果を比較することです。
成果の高かったページのパターンを採用していくことで、ページ直帰率の低下や、CVRの向上が期待できます。効果測定を繰り返し、最適なLPを作り上げることが重要です。
Revisonでは、デザイン・テキスト、コーディング、写真撮影・動画編集まで全てのコンテンツ制作を請け負っています。各分野に精通したプロフェッショナルが高品質なWebサイトをご提供可能です。制作だけでなく分析・改善提案まで全面的にサポートを行ないます。ぜひご相談ください。
メディア監修者
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
株式会社Revision代表取締役 山川晃太郎
マーケティングを強みにしたWeb制作を中心に事業を展開。
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