SEOにおける外部対策
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
外部対策とは、SEOの一つであり、「質の高い外部リンクの獲得」を目的に行なう施策です。外部リンクはWebサイトやコンテンツの「第三者からの評価」を判断する材料となる要素です。
良質な外部リンクやサイテーション(引用、参照)が獲得できれば、「第三者から一定の評価を得ている」と、検索エンジンからの評価も高まるでしょう。
この記事では、外部対策の具体的な方法・ポイントを紹介します。
1.SEO外部対策の具体的な方法
外部対策は、「被リンク対策」と「サイテーション獲得対策」の2つの目的達成を目指して行なうのが基本です。
1-1.被リンク対策
検索エンジンに評価される良質な被リンクの獲得には、「数」と「質」の両方を満たす必要があります。数と質のどちらも満たす被リンク獲得に有効な対策方法は、以下の通りです。
・コンテンツSEO
・自社コーポレートサイト等へのリンク貼り付け
・低品質なリンクの見直し
・コンテンツSEO
コンテンツSEOに力を入れるのも、有効な外部対策となり得ます。話題性が高くSNS等での拡散が期待できるトレンド記事や入念なリサーチによる1次情報の発信、取材記事や寄稿記事などを継続的に作成しましょう。
良質なコンテンツの継続的な作成は、外部リンクの継続的な獲得だけでなくサイト全体の評価向上につながります。
・自社コーポレートサイト等へのリンク貼り付け
自社のコーポレートサイトを運営している場合、該当サイトのリンクを自然な形で貼り付けることも有効な外部対策となります。
コーポレートサイトからの被リンクは自作リンクとなるため被リンク効果は少ないですが、ユーザーの利便性を高めるとともに、サイトの運営者情報が検索エンジンに伝わります。その結果、サイトの信頼性が高まる効果が期待できる点がポイントといえるでしょう。
・低品質なリンクの見直し
自サイトの被リンクをチェックし、低品質なリンクがあれば削除や否認を行ないます。被リンクの確認には、「Google Search Console」などのツールの使用が便利です。
有害なスパムリンクや低品質なリンクを放置していると、検索エンジンからの評価が下がる要因にもなりかねません。そのため、定期的なチェックを欠かさないようにするのがポイントです。
1-2.サイテーション獲得対策
好意的なサイテーションの獲得は、サイトやコンテンツの信頼度を上げ、検索エンジンからの評価を高める可能性があるため、重要な外部対策といえます。
・サイト名の改善
・SNS発信
・OGP設定
・基本情報の構造化データによるマークアップ
・Googleマイビジネスへの登録
・サイト名の改善
サイテーションされやすさ向上のために、サイト名や引用・参照して欲しい商品名やブランド名を簡潔で理解しやすいものに変更・改善します。
ポイントは、あくまで商品やサイト名、ブランド名の「正式名称」をわかりやすいものに改善することです。略称では正しい情報が伝わりにくく、サイテーションの効果が十分に得られない可能性があります。
・SNS発信
TwitterやInstagram、Facebookなどで専用のアカウントを作成し、SNSを通じてサイトやコンテンツの発信を行ないましょう。
これらのSNSでは有益、魅力的な情報は早いスピードで拡散するため、コンテンツがユーザー間でシェアされやすく、サイテーションの増加が期待できるでしょう。
発信だけでなく、サイトやコンテンツページに訪問したユーザーが各SNSで拡散できるように「SNSボタン」を設置するのも有効です。
・OGP設定
OGP設定は、SNSでサイトやコンテンツが共有されたときに表示されるタイトル、概要、サムネイル画像などをあらかじめ指定するための設定です。HTMLの内にて、それぞれ特定のタグを使い記載します。
OGPは、SNS上でのユーザーに伝わる情報量の増加や視覚的な目立ちやすさにもつながるため、詳細に設定するのがポイントです。
・基本情報の構造化データでマークアップ
サイトの基本的な情報(URLや運営会社の住所や名前、連絡先)を、構造化データでマークアップする方法です。
検索エンジンが獲得したサイテーションを正確に認識できる可能性が高まり、評価向上につながります。
構造化データのマークアップの実施には、HTMLファイルに直接コードを書き込む、もしくは構造化マークアップ支援ツールを活用するとよいでしょう。
・Googleマイビジネスへの登録
「Googleマイビジネス」に登録し、検索画面やGoogleマップ上に会社や店舗の情報を無料で表示できるようにする方法です。
Googleマイビジネスへの登録によって、Googleマップ経由での集客効果が期待できるうえに、住所や電話番号、サイトのURLが掲載できることからサイトへの誘導も可能です。認知度が上がれば、その分サイテーションされる可能性は高まります。
2.SEO外部対策に役立つ効果測定ツール
効果的なSEO外部対策の実施には、「効果測定ツール」を活用して対策の効果が出ているか、改善すべき点はどこかを把握しながら進めるのがポイントです。外部対策に有効な効果測定ツールは、以下の通りです。
・Google Search Console
・Majestic SEO
・Ahrefs
・AIアナリスト
・Google Search Console
「Google Search Console」は、無料で活用できる分析ツールで、サイトやコンテンツページの検索パフォーマンスやインデックスの状況、サイト内で発生しているトラブルなどが確認できます。
また、サイト内のどのページ、外部のどのサイトから被リンクを得ているのかも確認できるうえ、不審なサイトなどの質の低いリンクの否認も可能です。
・Majestic SEO
「Majestic SEO」は、被リンクの分析ができる有料分析ツールです。被リンクの数やドメイン数、アンカーテキストなどの比率が円グラフで確認できます。
Majestic SEOで分析できる被リンクの中には、リンク切れ(デッドリンク)も含まれていることから、リンク状況や被リンク数の増減をより正確に把握することに役立つツールです。
・Ahrefs
「Ahrefs」は、前述のMajestic SEOと同じく有料の分析ツールの一つで、自社サイトだけでなく他社サイトの分析も可能なため、競合調査ができるのが強みです。
競合サイトの被リンク、検索エンジンでの上位表示コンテンツ、流入キーワード(想定)、ソーシャルメディアからの反応に対する分析が可能です。
・AIアナリスト
Googleアナリティクスとデータ連携によって、人工知能がサイトやコンテンツページのデータを集計、改善提案を行なうのが強みのツールが「AIアナリスト」です。
人工知能によるデータの分析・データを元にした改善策が得られるため、外部対策に必要な作業工数の削減につながります。AIアナリストは、無料プランと有料プランで使用できる機能が異なる点に留意する必要があります。
Revisionでは、「売上につながるSEO対策」をモットーに、あらゆるSEO対策サポートを行ないます。アクセスやキーワード、競合などあらゆる角度から分析を行ない、被リンク対策をはじめとした外部対策はもちろん、内部対策やコンテンツSEO対策も万全に実施します。ぜひお気軽にご相談ください。
メディア監修者
株式会社Revision代表取締役山川 晃太郎
株式会社Revision代表取締役 山川晃太郎
マーケティングを強みにしたWeb制作を中心に事業を展開。
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