動画制作（制作手順・準備物）

企業が動画制作を行うことで、自社PRやブランディング、ミスマッチの少ない人材の採用が実現します。自社で動画を作ることは可能ですが、そのためには動画制作における工程などを把握しなければなりません。

また、動画の成果を得るためには、動画を観る側にとって魅力的な内容に仕上げる工夫が必要です。

初めて動画制作を行う企業にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、企業の今後に大きく影響する可能性もあるので、今のうちに理解を深めておきましょう。

1.動画制作の手順

動画を完成させるまでには、大きく分けて5つの工程があります。効率良く動画を作るためには、順を追って進めていかなければなりません。

1-1.企画

まず、動画を制作する目的に沿って、具体的なターゲットや目標を決めます。その際、動画の内容、目的に適した配信媒体や再生時間なども詳細に決めましょう。さらに、スケジュールやロケーションなどに変更が出ないよう、企画段階で決めておくことが重要です。

1-2.コンテの作成

企画が決まったら、具体的なイメージを制作チーム全体で共有できるようにコンテを作成します。まずはシナリオライティングから着手し、コマ割りで文章の長さを調整しましょう。

コンテが完成したら、キャスティングやロケーションのセッティングなどを進めます。この際、役者のオーディションやロケハン、撮影許可申請などの時間も考慮してスケジュールを組みましょう。最後に、香盤表を作成してこの段階の作業は終了です。

1-3.撮影

撮影する際は、以下の工程で進めていくのが一般的です。

1.セッティング
2.テスト撮影
3.本番

撮影時には、事前に作成した香盤表をもとに、照明やカメラ、カメラマン、キャスト、現場などを手配します。また、屋外での撮影がある場合は、天候に左右される可能性があることを考慮し、予備日を設けておきましょう。

1-4.編集

編集作業には段階があり、粗編集、仮編集、本編集の順で進めていきます。動画を編集する際は、撮影素材も含め、編集材料を揃えてから作業に取り掛かりましょう。

例えば、動画にナレーションを入れる予定がある場合は、編集前に録音しておく必要があります。また、資料映像やロゴなどを使用する場合も、事前に用意してください。

最終段階では、エフェクトを加えたりカット割りを行ったりします。速度変更、サウンドエフェクト、BGMは、編集作業でよく使用しますが、多用してしまうと落ち着きのない映像になるため注意が必要です。

動画を完成させるにあたり重要なのは、視聴者の興味を引く内容に仕上げて最後まで観てもらうことです。そのためには、編集作業に対する理解を深め、適切な編集方法で仕上げる必要があります。

1-5.書き出し

動画をアップロードする準備として、書き出し作業を行います。書き出し作業を行う際は、適切な形式を選択することに注意してください。
例えば、MOV形式では「QuickTime」、SNSなどで使用されているMP4形式では「H.264」などが挙げられます。
配信する目的によっては、オーサリング作業も行います。なお、シーケンス全体の書き出しが必要ない場合は、書き出しの範囲を指定することも可能です。

2.準備物

動画を作る際は、自社で撮影した素材、あるいは必要な素材を用意しなければなりません。また、素材が集まったら、撮影、編集と工程を進めるごとに機材が必要です。動画制作を始める前に、素材を用意する際の重要事項や、必要な機材を把握しておきましょう。

2-1.素材

用意する素材によってファイル形式が異なるため、事前に確認しておく必要があります。必要になる素材やファイル形式は、以下を参考にしてください。

・動画素材：ファイル形式……mp4、MOV、AVI、MTS、mpgなど
・静止画素材：ファイル形式……png、jpg、TIFFなど
・音声素材：ファイル形式……AIF、WAV、mp3など
・その他：背景透過素材、アイコン素材、スタンプ素材など

素材を用意する際は、著作権や肖像権を侵害することのないように、細心の注意を払わなければなりません。対策としては、著作権フリーの素材を利用したり、有料サイトで素材を購入したりする方法が挙げられます。

なお、自社で撮影する場合も、許可が得られていない人や商標が映り込んでしまう可能性を考慮し、対応策を練っておく必要があるでしょう。

2-2.機材

動画を撮影する機器に関しては、以下のいずれかを用意します。

・ビデオカメラ
・一眼レフカメラ（ズームレンズ、単焦点レンズ）
・アクションカメラ
・スマートフォン

他にも、以下のような機材が最低限必要になります。自社で保有していない場合は、レンタルで用意することも可能です。

・マイク
・三脚
・スライダー
・ジンバル
・照明機材
・編集用デバイス
・編集用アプリ（無料で使えるのはiMovie、Lightworkなど）

Revisonでは、集客・採用・ブランディングのための動画制作・映像制作を行っております。企画段階から制作後の運用まで、ワンストップでの対応が可能です。企業様へのヒアリング、競合調査、市場調査を行い、課題解決のお手伝いをします。動画制作をお考えの際は、ぜひご相談ください。

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